米国のペテンに国富をむしり取られる日本 [WiLL斜め読み]

WILL1月号より
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72年、アメリカ大統領ニクソンはドルの金本位制からの離脱を表明した。
いわゆる、ニクソン・ショックだ。
長引くベトナム戦争で金は底をついた。
フランスのド=ゴールからドルの金兌換を迫られ、
切羽詰まって取った処置だ。

以来、アメリカは国債(借金の証文)の発行につぐ発行で、
基軸通貨ドルの地位を保つ。
日本をはじめ各国は、
保有する米国債の価値を目減りさせないためには、
ドルを買い支え続けるしかない。
このカラクリをマイケル・ハドソン(経済学博士、金融コンサルタント)は、
「米国債本位制」と名付けた。

米国債の保有量で中国に抜かれるまで、
最もこれを買い込んだのは日本だ。
円を売ってドルを買う。
そのドルで米国債を買う。
買った米国債はアメリカに保管される。
借金のカタを向こうに取られ、
ひたすら国富をむしり取られる仕組みだ。


このカラクリを指して、ハーマン・カーン(シンクタンク・ハドソン研究所の創設者)は、
「史上これまで、どの帝国もなし得なかったペテンを、
 わがアメリカは編み出したというわけだ」と総括した。
そのくせ、彼カーンは「二十一世紀は日本の世紀」と日本人をおだてた。

彼のいう「史上最大のペテン」に引っかかり、
歴代の日本政府はその後も米国債を買い続いている。
この秋(2011年)にも四兆円だ、十兆円だとドルを買い、
せっせと貢ぐクンを続ける。
アメリカがコケれば日本もコケるの一念からだ。

むしろ、買うなら日銀は日本国債を買ったらどうか。
その分、円紙幣が世上に出回り、円高抑制にもなる。
円高は所詮、お札刷り負けている状態に他ならない。
むしろ、この円高を利して、なぜ円の国際化を押し進めないのか。


一方、中国はいつでも米国債を売れる。
くらべて、日本が保有する米国債は「売るな」と言われれば売れない。
向こうで塩漬けだ。
日本は世界一の債権国で、官民合わせて約五百兆円を海外に貸し込んでいる。
しかし、かつて野村証券の「大タブ」こと会長・田淵節也は、
「借金を取り立てる最終的な手段は武力を背景にした恫喝しかないはずだ」と言い、
武力を封印した債権国の危うさを嘆じた。


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あぁ、世界は腹黒い。





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