たかじんのそこまで言って委員会 5/3 [番組紹介]

読売テレビ 「たかじんのそこまで言って委員会」憲法スペシャル(5/3放送)

今回は安倍元総理がゲストで出演!!

憲法について、その成立のいきさつや問題点など、
学校の教科書をいくら勉強しても知ることの出来ない話
たくさん聞くことが出来ました^^

番組の内容は くっくり様が紹介されていますが、
こちらではその補足的に(笑)
VTRで紹介されていた、中曽根元総理(90)のインタビューを中心に
テキストにしておきたいと思います。


******************************

憲法審査会の早急な指導を求めている
「新憲法制定議員同盟会長」の中曽根康弘元首相は、
進まない憲法改正についてどう考えているのか・・?

(中曽根元総理)
憲法というのは国の根本法ですから、
いい加減なことにしておいては、よくない。
だから、本当に日本人が、日本の国を愛するならば、
立派な憲法にしなおして、 子孫に渡そうと。
それが正攻法なんで。
この際思い切って、改正を断行して、
そして、子孫にいい憲法を渡す、
そういう大きな責任があると。

そういう責任感が最近、政治家に無くなってきて
「まぁ毎日毎日の国民生活がやっとけばそれでいいじゃないか」と、
そういう国の基本的な大事な尊厳性とか、
あるいは日本の将来まで考えた、
そういうとこまで、考えが及ばないんですよね。

そういうところはね、 やっぱり心ある人が直していかなきゃいけないと思います。

<ナレーション>
お聞きしにくいのですが、
「心無い政治家」というのは、どなたのことなんでしょう?


(中曽根元総理)
若い政治家はね、“憲法を改正しなければいけない”と、 そういう気分が、非常に強い。
ところが60、70の年寄りがね、「ちょっと面倒くさいや」と。
そういうところがある。

それでは、日本は老けた老人国家になっちゃう。 若人の国家、とは 憲法を改正した国家が若人の国家となるんです。
******************************

興味深いのは、
その後に紹介された、読売新聞の憲法に関する世論調査でした。
(4/3の読売新聞の記事より)

今の憲法を改正するほうがよい・・・51.6% 過半数以上


「戦争を放棄し、戦力を持たない」憲法9条についての世論調査

これまで通り、解釈や運用で対応・・・33.3%

解釈や運用は限界。 憲法9条を改正するべき・・・・・・・・・・38.1%

憲法9条厳守。解釈で対応もしない・・20.7%


↑これ、朝日新聞とはエラいニュアンス違いません??

前回、拙ブログエントリーで紹介した、
朝日新聞の世論調査では・・・

憲法9条維持・・・64%

9条は変えるほうがよい・・・26%


読売新聞の質問がどういう風だったのかは、ちょっと分かりませんけど、
やはり質問者しだいで、世論調査なんてものは
大きく結果が違ってくるものだという表れだと思います。



番組内では安倍元首相の憲法解説(?)もありました。

私のように、普通に学校で社会科を習っただけの人間には、
初めて聞く話もあって、とても勉強になりました。

要するに、日本国憲法は、
日本がGHQの占領下、つまりこの前までのイラクのような主権のない状態の時に
他国が占領政策の一環として作ったもので、
(しかもリンカーンの誕生日に合わせて作られた、なんておかしなおまけつき)

1951年に日本が独立した(主権を回復した)時に、 本来は改めて憲法を作るべきだったのが、
まず、焼け野原となった国を立て直す、
貧しい生活を続ける国民の生活を優先させてきたために、 結局60年以上もそのままになってしまった、と。


つまり、決して、 戦争放棄が国を守る、だとか、戦力放棄が国を守って、国際的な地位を高める、 そういう事でそのままだったわけではない、ということですよね。


さらに、よく言われる、
「戦後はみんなもう戦争はこりごりだから、あれ(9条)がいいって言った」という話。
(天木さんの発言)

それに宮崎さんがツッコミを入れてました。
『当時民間で、憲法の法案を作るというものが、いっぱいあった。
 全ての民間で出された憲法の草案の中には、  たとえば軍備全廃とか、戦争放棄ということは、  彼らの書いた物には一つもないです。全くない。

わざわざ民間で出された憲法草案に全て目を通したという宮崎さん、
グッジョブ!!ですヽ(≧▽≦)ノ

三宅さんも・・
『この憲法はね、GHQが作ったんですね、9日間だけで作ったんだけども、
 日本政府が閣議で決定して、日本案として出たんです、国会にね。
 それが1946年の4月の初めですよ。幣原内閣。
 これを閣議決定して、この英文の案をね、日本語に直して、閣議決定して日本の案で出す。
 その時、幣原さんはね、  この案を政府の案として出すことについては、「我々は末永く責任を持つ」と、  「我々が子々孫々に至るまで、これ責任を持つ」と。
 で、国民は今黙ってるけども、我々に(対し)非常に憤りを持って見ていると言ってね、
 その決める時にね、閣僚が泣いたんですよ。
 そういうことが書いてあるんだもの、我々のその先輩の記者のアレにね。
 それぐらい屈辱的なもんだとして当時の人は受け止めたんですよ、みんな。
 そんなね、『いらはい、いらはい』で、そんな天木さんの言うようにね、
 拍手喝采にならないんですよ。
 ともかくアメリカが統治をするための統治憲法だってこと、みんな知ってたわけだから。
 だからアメリカが書いたんですよ、それは』

みんな知っていたんですね・・・

それでも、泣いてGHQ案を受け入れたのは、
昭和天皇の御言葉・・
耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、  もって万世のために太平を開かんと欲す。
その御心があったからじゃないかなぁ・・と思うのです。


そして安倍さんの言葉・・
「現行憲法は、いわばハーグ条約違反をしているわけですから。」
私たちは今こそですね、自分たちの手で、日本のあるべき姿について、  理想を盛り込んだですね、憲法を書くことによって、  まさに未来を切り開いていくという、  精神を手に入れることができるんではないかなと思いますね。

ハーグ条約に違反・・というのは、おそらく、 第三款 第43条[占領地の法律の尊重] 国の権力が事実上占領者の手に移りたる上は、 占領者は、絶対的の支障なき限、占領地の現行法律を尊重して、 成るべく公共の秩序及生活を回復確保する為、施し得べき一切の手段を尽すべし の部分かと思います。



いやぁ・・いろいろと勉強になりました。
日本がちゃんと日本として、国の基本を整えられる日が、
なるべく早く来るように願ってやみません。


↓お手数でなければ。


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